由来
かき氷が別名「夏氷」とも言うことから、「な(7)つ(2)ご(5)おり」と読む語呂合わせで、日本かき氷協会が制定しました。また、1933年のこの日に、山形市で当時の日本最高気温が記録されたことにもちなんでいます。(その後最高気温記録は更新されています)
二十四節気の大暑を過ぎた頃のこの日は、夏真っ盛りでかき氷を食べるのにふさわしい日です!
かき氷の歴史
かき氷は平安時代から存在していたことがわかっています。
平安時代の作家・清少納言の書いた随筆「枕草子」の中で、「削った氷に甘味料をかけて真新しいお椀に入れる」といった文章が書かれています。
当時は冷凍庫が無かったため、氷は貴重な存在で、上流階級の人しか食べられませんでした。
庶民の間にかき氷が広まったのは明治時代で、今では夏のレジャーやお祭りに欠かせない夏の風物詩となりました。
かき氷のシロップは実はどれも同じ味
かき氷の定番の味といえばイチゴ、メロン、ブルーハワイですが、実はこのシロップ、使われている製品によってはどれも同じ味です。
かき氷のシロップの主な材料は、果糖ぶどう糖液糖と呼ばれる甘い液体。これに香料や色を加えることで、イチゴ味やレモン味のシロップができます。
人の味覚には視覚と嗅覚が大きく影響するため、同じ味のシロップでも、見た目が赤くてイチゴの香りがすれば、脳は「イチゴ味だ」と思ってしまいます。
実際、目隠しをして鼻をつまんでからシロップを口に入れると、どの味かわからなくなり、これはリンゴジュースやオレンジジュースでも同じことが起こります。
無果汁の炭酸水やフルーツキャンディも、同じ仕組みで味の違いを生み出しています。